1997-08-12 ArtNo.11592
◆<馬>独総合電機会社ボッシュ、テレコム市場進出目指す
【ペナン】ドイツの総合電機会社ロバート・ボッシュは、マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)事業の波に乗りテレコミュニケーション市場を開拓する可能性を検討している。
ボッシュのUlrich Kirschner重役(MD)が先週催されたマレーシア進出25周年記念式典で語ったところによると、同社は新ビジネス領域の1つとしてアジア太平洋地域テレコミュニケーション市場の開拓を検討している。同社はマレーシアをアジア太平洋地域テレコミュニケーションのコンピテンス・センターと見なしており、目下MSCプロジェクトに参加するメリットを研究している。同社はMSCに転送装置や公衆ネットワーク等のシステム・アプリケーションを提供できる。
ボッシュは5年前にはマレーシアに1人も研究開発(R&D)スタッフを配置していなかったが、現在は100人を数える。またエンジニアリング、マーケッティング、セールス等の部門も段階的に設けられ、ペナン州政府が標榜する総合的な製造拠点を形成しつつある。
マレーシアにおけるグループ企業は、ロバート・ボッシュ(M)Sdn Bhd、マレーシアン・ジャーマン・オートモーティブ・イクウィップメントSdn Bhd、ロバート・ボッシュ・パワー・トゥールズSdn Bhdの3社から成り、自動車音響機器、パワー・ツール、自動車照明装置、その他のオート・アクセサリーを製造、従業員は4100人。(STAR:8/8)
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