SEAnews 1997-08-12 ArtNo.11589

【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)上場の電子契約製造業者トランス・キャピタル・ホールディングズBhd(TCH)の完全出資子会社トランス・キャピタル・テクノロジーSdn Bhd(TCT)は先週、米国拠点のAVCテクノロジーズ・インク(AVCT)／シリコン・パートナーズ、アヌアル・モハド・ノール氏、チャン・フアビー氏、ウォン・ベンユー氏、タン・コンメン氏、メディア・テックSdn Bhdと合弁及び出資協定を結んだ。
ＴＣＨがＫＬＳＥに報告したところによれば、ＴＣＴ／ＡＶＣＴ／チャン氏／ウォン氏／タン氏は、ＴＣＴが完全出資する冬眠会社メディアホームズが発行する2万9998株を128万9000Ｍドルで引き受ける。これによりメディアホームズに対する各パートナーの出資率は、ＴＣＴ51％、ＡＶＣＴ／シリコン・パートナーズ各15％、アヌアル／チャン両氏各5％、ウォン／タン両氏各4.5％になる。
メディアホームズは、チップ・セット・ソルーションやマルチメディア・エンド・プロダクツに組み込まれる製品の設計開発を手がける。
ＡＶＣＴはシグナル・プロセッシング・エンジン・チップ“ＭＨ1001”に用いられている技術に関わる知的所有権をメディアホームズが非独占的に使用することを認め、メディアホームズがＭＨ1001チップを特定用途の応用チップ・セットに統合することができるよう関係ノーハウを提供する。ＡＶＣＴはまた総合的な集積回路のデザイン技術も供与する。メディアホームズはＡＶＣＴが開発／製造したある種の製品を、両社が合意した条件の下に、アジア太平洋地域において流通／販売することを認められる。
一方、シリコン・パートナーはそのつど合意された条件の下に合弁会社にデザイン技術等に関わるコンサルタント・サービスを提供する。
ＴＣＨは以上の合弁事業を通じてマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)プロジェクトに積極的に貢献できると言う。(NST,MBT:8/11)