1997-08-12 ArtNo.11586
◆<星>米国ソウフト会社グレート・プレーン、地元流通代理買収
【シンガポール】ナスダックに最近登録した米国ソフト会社グレート・プレーン・ソフトウェア(GPS)は先月、流通代理を務めるグレート・プレーン・ソフトウェア(シンガポール)(GPSS)を買収、完全出資子会社とした。
与党人民行動党(PAP)国会議員も務めるGPSSのフィリップ・タン重役(MD)によると、GPSは年商500万~2億5000万米ドルの企業をターゲットにマイクロソフトNTをベースにしたクライアント・サーバー用の金融管理ソフトを販売しており、今年はインターネット・ショッピング等、エレクトロニクス・コマースにも利用できる“ダイナミクス・マーチャント・ソフトウェア”を発売する予定だ。
タン氏が1993年にGPSSを設立した際、GPSは1米ドルを出資、その名称を用いることを認めた。しかし今や100%子会社になったため、資金基盤は強化され、次の段階の発展に備えることができる。米国の親会社はスタッフの増員や訓練のため当面50万米ドルをシンガポール子会社に注入する。
GPSSの現有スタッフは8人、昨年の売上は80万Sドルだった。米国親会社の96年3月期年商は前年比11%増の4200万米ドル、純益は前年の12万4000米ドルから750万米ドルにジャンプした。同社は1994年には1030万米ドルの損失を計上していた。(BT:8/11)
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