1997-08-11 ArtNo.11580
◆<印度>エンロン、US$20億パイプライン/ターミナル計画
【ニューデリー】エンロン・インターナショナルはDabholの2184MW(メガワット)の発電事業に加え、マハラシュトラ州における20億米ドルの、ガス・パイプライン・ディストリビューション・システムの構築と液化天然ガス(LNG)再ガス化ターミナルの建設計画を外国投資促進局(FIPB)に申請した。
エンロンがFIPBへの認可申請書の中で明らかにしたところによれば、同社は新会社を設立して以上の2プロジェクトを進める計画で、当初5億米ドルをエクイティーとして新会社に注入する。LNG気化装置のキャパシティーは当初年間5mmtで、最終的に10mmtに引き上げられる。LNGはカタール、その他のソースから輸入される。エンロンの発電事業だけで年間2mmtのLNGが必要とされ、マハラシュトラ州内外のバイヤーが6mmtのLNG購入に関心を表明している。LNG気化装置を中心としたターミナルと港湾施設の建設に10億米ドルが必要とされ、Dabholのターミナルからマハラシュトラ、グジャラート、カルナタカ、タミールナドのバイヤーまでガスを輸送するパイプ・ラインのコストは4億8000万~6億米ドルと見積もられる。
発電事業の需要を上回る気化装置のキャパシティーは燃料コストを引き下げ、発電会社とマハラシュトラ州電力局の双方に恩恵を及ぼすと言う。(IE:8/9)
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