1997-08-08 ArtNo.11569
◆<印度>PAL、金融子会社と工場をフィアット合弁事業に統合
【ムンバイ】プレミア・オートモービルズLtd(PAL)は、Kurlaの車両製造施設と46%出資する金融会社PALクレジット&キャピタルLtdを、フィアットとの49:51の新合弁会社PALオートLTDに注入する。
プレミアPadmini(ガソリン車/ディーゼル車)及びUno(ガソリン車/近くディーゼル車も追加)の製造を手がけるKurla工場は年間6万台の製造ライセンスを保持し、目下1日Padmini(ディーゼル)60台とUno30台を製造している。Unoは目下CKD(完全現地組立)方式を採用しているが、本格的な製造も検討している。フィアットはその51%の出資分として400クローを同プロジェクトに注入、PALは49%の持ち分取得の代償に製造施設や金融会社の権益を合弁会社に注入する。
PALはまたフィアットがマハラシュトラ州に3000クローを投じて建設する新工場の24%のシェアを取得するオプションも認められている。PALクレジットはフィアットの金融部門から低コストな資金の提供を受け、PAL/フィアット製車両の購入者に競争力有る融資パッケージを提供するものと見られる。(ET:8/6)
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