1997-08-08 ArtNo.11558
◆<星>JVC、アジアでの製造業務拡張
【シンガポール】日本ビクター(JVC)がジャカルタ近郊クラワンに40億円(S$4920万)を投じて建設中の新工場が今年11月に稼働すれば、同社の総生産活動に占めるアジアの比率は現在の40%から45-50%に拡大する。
守随武雄社長が6日当地で語ったところによると、払込資本3500万米ドルのPT JVCエレクトロニクス・インドネシアには日本の本社が90%、シンガポール拠点のJVCアジアが10%を出資、カー・オーディオ製品/レシバー/その他の音響製品を年間200万ユニット製造する。将来はTVやビデオ・コンポーネントの製造も手がける。同社は現在、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナムに工場を擁するが、インド、アフリカにも製造拠点を設けることを検討している。
同社の製品に占めるオーディオ/ビジュアル製品の比率は10%だが、2000年には50%に達する見通しだ。アジア域内売上は1995年の17億米ドルから2000年には34億米ドルに拡大、市場シェアも5%から10%にアップすると言う。(ST,BT,LZ:8/7)
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