1997-08-08 ArtNo.11556
◆<星>工業用地2区画の入札に低調な反応
【シンガポール】ウル・パンダンとトゥアス・ビューの60年借地権付き工業用地2区画の入札が6日締め切られたが、それぞれ2件の応札があったにとどまり、価格も両地区周辺におけるこれまでの最高価格を15~30%下回る低調なものだった。
ウル・パンダンのクリーン・ライト・インダストリー用200万平方フィートの区画にはスン・リー・プロパティーズが1億4800万Sドル(S$40.55:建設可能最大床面積を基準にした1平方フィート当たり価格、以下同様)、トゥアスの一般工業向け53万9610平方フィートの区画にはシム・リエン/イー・ホン・チームが2824万Sドル(S$37.78)の一番札を入れた。
ジュロン・タウン公社(JTC)子会社のArcasia Landとシンガポール・バス・サービス子会社のウォーターバンクはレンド・リース・アジアと手を組み、両方の区画にそれぞれ9470万Sドルと2100万Sドルの札を入れたが、アナリストらは、豊富な経験を有し、政府の土地政策にも通じたArcasiaの低価格入札からも、政府の投機抑制措置を背景に市況が退潮期を迎えたことが窺えると評している。(ST,BT,LZ:8/7)
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