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1997-08-07 ArtNo.11545
◆<馬>通産省、通年の予想貿易赤字をM$16億にアップ
【クアラルンプル】マレーシア通産省は6月の貿易収支が予想を遙かに超える28億Mドルに激増したことから、今年通年の貿易赤字見通しを6億1900万Mドルから16億Mドルに上方修正した。
アナリストらは、輸出にほとんど、あるいは全く成長が見られないことが、マレーシア経済の成長見通しやファンダメンタルあるいはクオリティーに見直しを加えるべき強力な根拠と評している。CIMB証券のアナリストは、「単なる高度成長だけでは最早十分でなく、問題は成長部門、例えば製造業の成長が持続可能か否かにかかっている」と指摘した。
通産省は今年通年の輸出成長率を7.5%、輸入成長率を8%と予想しているが、上半期の輸出成長率は1.9%、輸入成長率は4.4%、6月に限って見ると各2%と9%(船舶/航空機等を除く)にとどまった。また上半期の外国投資約定額も54億Mドルと、昨年通年の171億Mドルの3分の1にとどまっている。ラフィダ通産相は下半期には成長基調が回復すると予想したが、エコノミストは懐疑的だ。TA証券アナリストは「経済成長の牽引力の所在を見いだすのが益々困難になった」と語った。1つだけ明らかなことは先行き見通しは下方修正されつつあることで、INGベアリングのエコノミストは通年の貿易赤字を25億Mドルと予想した。
先ず注目されるのは輸出の80%に貢献する製造業の不振で、この辺が問題の核心と言えそうだ。不振の原因には国際需要の軟化、労働コストの上昇、中国等近隣諸国との競争過熱が上げられる。しかし真の問題は構造的なもので、国内電子製品は製造能力の急速な拡張が図られているものの、価格の軟化、過剰能力、Mドルの強化、国際需要の先行き不透明等の問題に直面している。
また地元コングロマリットによる過剰な不動産投資も最大の問題の1つと言え、この種の投資が製造業投資であるかのように伝えられている嫌いもあると言う。(BT,STAR,LZ:8/6)
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