SEAnews 1997-08-07 ArtNo.11543

【シドニー】シンガポール拠点のハイドローリク・システム製造／流通会社Zicom Pte Ltdは向こう2～3年内にシンガポール証取(SES)への上場を果たす計画だ。
株の持ち合いを通じてZicomと戦略提携を結ぶオーストラリア企業Quokka Investmentがその株式発行目論見書の中で明らかにしたところによれば、QuokkaはZicomの44.2％のシェアを保持し、ZicomはQuokkaの33.6％の権益を有する。シム・ギョクラク会長に率いられるZicomは1978年に設立され、Quokka製Vulcanコンクリート・ミキサーのアジアにおけるディストリビューターを引き受けている。QuokkaはZicomを通じてシンガポールの移動コンクリート・ミキサー市場の3分の2のシェアを占めている。Zicomの1997年3月期年商は3000万Ａドル以上。同社は北京に75％出資の北京Zicomコンストラクション・マシーナリCoを設立、中国でVulcanミキサーの製造／販売を手がけている。Zicomは同様の合弁会社をシンガポールの近隣諸国にも設ける計画だ。(BT:8/6)