1997-08-07 ArtNo.11542
◆<星>ホンリョン、独企業とブギスに劇場開発
【シンガポール】地元不動産/ホテル・グループのホンリョンは、ドイツのエンターテーメント・グループStella AGと、シンガポール初のエンターテーメント地区に指定されたブギスに1500~1800シートの劇場を開発する。
ホンリョン・グループのクエック・レンベン会長が5日明らかにしたところによると、Stellaは同劇場でロングランの国際ミュージカルの講演を行い、シンガポールを域内のシアター・ハブとしてプロモートする。劇場が設けられるコンプレックスにはシネプレックス、サウナ、できればカジノも開設、これらの収入で芸術/文化活動を補助する。
シンガポールでは目下のところカジノの経営は違法だが、クエック氏はシンガポール当局から初のライセンスの獲得を目指す。Stellaはドイツ最大のエンターテーメント会社、指導的なミュジカル・プロデュサーとして知られ、また同国最大の映画館経営者でもある。同社の昨年の営業額はミュージカル興行収入だけで5億マルク(S$3.935億)を記録、目下フランクフルト証取上場を準備中。
観光局(STPB)幹部らによると、国際劇場の経営には70万~75万人のパトロンが必要とされ、この内25万人は地元、残りの50万人は域内やその他の国からの旅行者で占められる。この種の旅行者は、劇場のチケット代1ドルに付き、6~10Sドルのホテル/航空券/ショッピング等、他の支出を行う見通しで、国際水準の劇場がシンガポール観光の新たな目玉になると言う。(ST,BT,LZ:8/5)
|
|