1997-08-05 ArtNo.11517
◆<馬>インドネシア企業家、TGLに製鉄ビジネス等注入
【クアラルンプル】かつてマレーシア業界で活躍した経歴を有するインドネシアのビジネスマンがクアラルンプル証取(KLSE)上場の繊維メーカーTeo Guan Lee Corporation Bhd(TGL)の戦略的権益を取得し、インドネシアの鉄鋼ビジネスを注入、マレーシア業界への復帰を目指している。
消息筋によれば、同ビジネスマンは私募ルートで1株13Mドル前後でTGLの10~15%のシェアを買収する計画とされ、これに対してTGLはインドネシアの鉄鋼事業を現金約5000万米ドルで買収する。
当該鉄鋼会社は主に亜鉛メッキ鉄板、屋根葺き用波板等の製造を手がけており、インドネシアの売り手は向こう3年間に毎年1000万米ドル前後の利益を保証するもようだ。TGLは海外借款と内部資金で同買収資金を賄う。インドネシア・ビジネスマンは最終的にTGLに1億米ドルほどの資産の注入を予定している。
同ビジネスマンは8年前にKLプラザを買収、その後ブルジャヤ・グループに同ビルを売却した。同氏はまたキンタ・クラスやUウッド・ホールディングズにも関係を有したが、その後香港に拠点を移していた。
一方、TGIはベビー服、子供服、メンズウェア等の製造を手がけている。(NST:8/4)
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