1997-08-05 ArtNo.11516
◆<馬>DRB、キアに代わりインドネシアの国産車計画支援?
【クアラルンプル】マレーシア最大の自動車メーカー、DRB-Hicom Bhdは、インドネシアのナショナル・カー・メーカー PT Timor Putra Nasionalのために部品の製造と供給を引き受けた。
合弁会社には、DRB-Hicomのタイ子会社Hicom-Oriental Summitが50%、タイ・サミット・オートパーツ・インダストリーが20%、PTティモルが20%、PT Amalmasが10%出資、初年度に2000万Mドルが投資される。 DRB-Hicomのサレー・スロン会長によると、ジャカルタ郊外に工場を設け、来年中の稼働を目指す。新会社はティモル・プトラのキア・モーターズへの依存軽減に役立つ。韓国企業キアは100億米ドルの負債を抱え財務危機に陥っている。
スハルト大統領の末子フトモ・マンダラ・プトラ氏が支配権益を握るティモルは、インドネシア唯一の国産車製造元として内国税と関税を免除されている。DRB-Hicomはインドネシアの国産車プロジェクトへの参画に強い関心を抱いており、サレー会長は「もし互恵の原則とASEAN精神が保証されるなら、参画しない道理はない」と強調した。(BT:8/4)
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