SEAnews 1997-08-04 ArtNo.11500

【シャーアラム】フランス拠点の磁気ストリップ・カード／スマート・カード・メーカー、Gemplusは先週木曜、スラゴール州シャー・アラムに1000万米ドルを投じてスマート・カードの製造施設を設ける合弁契約を地元企業Arah Fajar Sdn Bhdと結んだ。
授権資本500万米ドルの合弁会社AFGEM Sdn Bhdは、1ｈａの土地に工場を建設、向こう12ヶ月以内に商業生産を開始する。新工場は年間2億米ドルの様々なタイプのスマート・カードを製造、国内市場と海外市場に供給する。
GemplusのMarc Lassus社長兼ＣＥＯによると、同社にとって11番目の新工場は、マレーシアの電気通信産業や政府部門へのスマートカード売り込みの拠点を務め、マレーシア市場における同社のプレゼンスを強化する。新会社はマレーシアのテレコミュニケーション／銀行／運輸／マルチメディア産業向けスマートカード・ソルーションやマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)フラッグシップ・アプリケーションの開発も手がける。
Gemplusは1988年に創設されて以来、25カ国に営業拠点を設け、メモリ・カード、マイクロプロセッサー・カード、磁気ストリップ・カード、電子タグの製造・販売やソフトウェア・ターミナル／システムのマーケッティングを手がけ、年商は4億4000万米ドル、マレーシア・スマート・カード市場の60％のシェアを握っていると言う。(STAR:8/2)