1997-08-02 ArtNo.11492
◆<印度>ウッタルプラデシュ電力局、小型ナフサ発電所計画
【ラクノー】インド中央政府が財政難に直面する各州電力局(SEB)の支援に乗り出す中で、赤字経営全国番付トップ5にランクされるSEB、ウッタルプラデシュ電力局(UPSEB)は、100~150MW(メガワット)のナフサ・ベースの発電所を州内10カ所に設ける方針だ。
UPSEB筋によれば、近く中央政府に計画案を提出、2、3ヶ月以内に認可が得られる見通しだ。同局傘下には少なくとも15~20の活動を停止したユニットが存在し、こうした非生産ユニットの多くが主要市街の大面積の土地を占拠している。ナフサ・ベースの小型発電所のコストは1ユニット当たり3クロー前後で、それほど大きな土地面積を必要とせず、短期間に建設できることから、州内の電力不足を克服する最良の方式と言う。
しかし英国のコンサルタント会社PHBはその報告書の中で、UPSEBを破産組織と判定しており、このため同局の計画遂行能力を疑問視する向きもある。(IE:8/1)
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