1997-08-02 ArtNo.11485
◆<馬>首相、バクン・ダム建設業者ABBとの契約解消示唆
【クアラルンプル】マハティール首相は木曜(7/31)、バクン・ダム・プロジェクトのプロモーター、Ekran Bhdと主請負業者アセア・ブラウン・ボベリ(ABB)コンソーシアムの紛糾に触れ、政府は目下関係契約がABBに有利な偏向した内容になっていないか研究中で、調査結果の如何ではABBとの契約を解消する可能性があると語った。
この日ランカウィで催された独立40周年記念行事に出席後記者のインタービューに応じた首相によると、仮にABBとEkranの紛糾が解決できないなら、最悪の場合には請負業者を他社に替え、契約を破棄する可能性も有る。しかしその際は当然賠償問題も配慮せねばならないと言う。
Ekranが何故そのように不利な契約を結んだかに関して首相は、「政府は民間企業間の契約の詳細を熟知していないが、政府は問題に介入し、不公正な点があれば、これを正す」と政府の姿勢を強調するとともに、「契約破棄は最悪のケースであり、依然として両社が話し合いにより問題を解決するよう期待している」と付言した。(NST,MBT,STAR,ST,BT,LZ:8/1)
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