1997-08-01 ArtNo.11466
◆<星>シングテル、2000年問題克服にS$2000万投資
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)はコンピュータ・システムのいわゆる2000年問題を克服するため2100万Sドルを投入、1999年3月までに全ての問題を解決する方針だ。
既存のコンピュータが2000年1月1日以降、年号を認識できなくなることに伴う問題が目下世界的な関心事となっているが、シングテルによると、同社のコンピュータ・システムの57%も同問題の影響を受け、特に10%の状況は深刻という。2000年までに同問題を解決しなければ、電話やページャーが正常に機能しなくなり、途方もない通信料を顧客に請求すると言った事態も予想される。
システムを納入した業者の信頼度や、プログラム内の問題カ所をシラミ潰しに点検・解決していくプログラマーの確保等、なおいくつかのハードルがあるが、昨年8月には日付の異常を自動的に検出し消去するソフトを導入、2000年問題の解決に着手したと言う。(ST,BT,LZ:7/31)
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