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1997-07-31 ArtNo.11451
◆＜星＞仏薬品会社Ｐｈｏｎｅｐ－Ｐｏｕｅｎｃ、第２工場建設
【シンガポール】フランス最大の薬品会社Phone-Poulenc Rorer(RPR)は29日、シンガポールにおける第2工場の起工式を催した。
ＲＰＲのDavid Manwaring重役(GM/ﾃﾞｨﾚｸﾀｰ)及びMichel Lienard副社長(東南ｱｼﾞｱ担当)が起工式の席上語ったところによると、トゥアスの1200平米の敷地に5000万米ドルを投じて建設される3階建ての工場は、1999年までに稼働、技術スタッフ40人を雇用して、ＲＰＲのベストセラーLovenox/Clexaneの主成分enoxaparin sodiumを生産する。
手術後の静脈血栓に伴う急性心筋梗塞等を防止するLovenox/Clexaneの昨年の売上は4億米ドルで、世界の静脈血栓抑止薬市場(US$42億)の10％のシェアを占めた。今年の売上は4億7500万米ドルが見込まれており、静脈血栓抑止薬の市場規模は2000年には76億米ドルに達する見通しだ。第2工場が完成すると同社のenoxaparin sodiumの製造能力は2倍に拡大される。
ＲＰＲが1995年に英国の薬品会社Fisonsから約1億Ｓドルで買収した第1工場では今後も引き続き喘息薬Tiladeの成分nedocromil sodiumが製造される。 昨年54億2000万米ドルの売上を実現したＲＰＲは、シンガポールにおける70人を含め全世界に2万6000人の職員を擁する。(ST,BT,LZ:7/30)
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