1995-04-06 ArtNo.1145
◆<星>ジンティック研究所、コナー/セイコーと技術開発協力
【シンガポール】南洋理工大学(NTU)ジンティック製造技術研究所は4日、コナー・パリファラルズ及びセイコー・インスツルメンツ・インク研究開発(R&D)部門のヒューマン・インターフェース・エンジニアリング(HIE)とそれぞれR&D協力契約を結んだ。
ディスク・ドライブ(HDD)メーカーのコナーは100万Sドル以上のHDD製造ラインをジンティックに寄付。同施設は生産工程の実地研究に利用される。コナー社によると、仮に新製品が開発されるごとに生産ライン全てを更新せねばならないなら毎回約100万Sドルの損失を被る。ジンティックとの研究協力の1つは生産ラインのモジュラー・ステーションを開発することで、これにより新製品が登場しても生産ラインのモジュールを部分的に更新するだけで済み、この種の損失を軽減できる。同協力プロジェクトは3年間にわたる見通しで、開発された技術はコナー社が独占できる訳ではないが、少なくとも最初にその恩恵を享受できると言う。また製造技術に関わる人工知能の研究に携わるHIE社とは、よりコンパクトで、処理速度が速く、高性能なソフトウェアーの開発が図られる。最初の製品は来年初にも完成する見通しで、研究費用は50万Sドル。研究成果はHIEに帰属すると言う。(ST,LZ:4/5)
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