1997-07-30 ArtNo.11438
◆<星>JTC、フィリピンに合弁で工業パーク開発
【シンガポール】ジュロン・タウン公社(JTC)傘下のJTCインターナショナルに率いられるシンガポール企業コンソーシアムは、フィリピンの地元Yuloファミリー及び米国の投資銀行Hambrecht & Quistと30:60:10の出資率でマニラ南方58キロ、ルソン島ラグナ省に位置する145haの土地に1億5000万米ドルを投じ、総面積88haのCarmelray Industrial ParkⅡを開発する。
JTCIのドミニク・ン重役(MD)が28日明らかにしたところによれば、工業パークの造成と同時に既に販促活動も開始され、日米企業9社、シンガポール企業3社が進出に関心を表明している。同パークとしては総額6億5000万米ドルの投資プロジェクトを誘致、1万5000人分の就業機会を創出することを目指している。進出企業は工場用地を購入(最低0.5ha)もしくはリースすることができる。販売価格は未定。周辺の工業パークの永久所有権付き土地の相場は平米当たり105~200米ドルだが、最近のペソの値下がりでより競争力ある価格がオファーできる見通しだ。
シンガポール・コンソーシアムにはJTCIが60%、スルタル・インベストメンツ(政府投資会社タマセク子会社)とウォーターバンク・プロパティーズ(シンガポール・バス・サービス子会社)が各20%を出資している。(ST,BT,LZ:7/29)
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