SEAnews 1997-07-26 ArtNo.11391

【シンガポール】シンガポールの海事会社は、タグ・サービス市場進出の準備を整えている。
これまでタグ・サービスはシンガポール港湾局(PSA)が独占経営してきたが、今月からＰＳＡ以外の企業も造船所内の移動サービスを提供できるようになった。海事会社らは、こうした動きをタグ・サービス市場の全面的な開放の第1歩と受け止めているようだ。シンガポール海事港湾局(MPA)幹部は、「一層の市場開放を、目下検討中だが、決定は下されていない」と語った。とは言え消息筋によれば、業界とＭＰＡの間では、タグ・サービス市場の自由化問題が既に協議されていると言う。
海運業界筋は、ＰＳＡが最近タグ・サービスの3年契約のマーケッティングに本腰を入れいると述べ、こうした動きも市場開放の時期が近づいた兆候と指摘する。ＰＳＡはこの種の契約者に10～20％のディスカウントを提供しており、契約にはエスケープ条項も含まれていないと言う。(BT:7/25)