1997-07-25 ArtNo.11375
◆<星>民間コンドミニアム、4-5月に1.6%値下がり
【シンガポール】民間のコンドミニアム及びアパートの価格は4-5月の2ヶ月間に1.6%下降したが、同2ヶ月間に販売された戸数は1231戸と、12%増加した。
シンガポール不動産鑑定士評価士協会(SISV)の報告によれば、同期には永久所有権付き新築物件(コンドミニアム/アパート以下同様)の平方フィート当たり価格は、889Sドルに4.8%の最大の下降を見た。これに対して借地権付き中古物件の価格は同上597Sドルと、2.7%下降した。しかしながら借地権付き新築物件の価格と永久所有権付き中古物件の価格は、各0.9%と0.2%の上昇を見た。
地域別に見ると優良住宅地区とされる9、10、11郵政区の借地権付き新築物件の価格は同上687Sドルと、45.7%の最大の値下がりを記録、同じ地区の永久所有権付き新築物件の価格は同上1441Sドルと、18%ダウンした。
しかしシティーや南西地区の借地権付き新築物件の価格は同上1156Sドルに56%値上がりした。こうした急上昇には99年借地権付きコンドミニアム、リバー・プレースが平方フィート当たり平均1200Sドルで販売されたことが影響している。同地区では永久所有権付きと借地権付きの中古物件の価格もそれぞれ23.8%増の710Sドルと21.7%増の720Sドルを記録した。
東部地区では借地権付きと永久所有権付きの新築物件の価格が共に2%下降した。永久所有権付き物件の価格は同上695Sドルで、借地権付きのそれを4%ほど上回っている。
北部と西部地区では全般に3~11%の値下がりが見られ、特に永久所有権付きと借地権付きの中古物件の価格は9.3%減の588Sドル、10.7%減の536Sドルを記録した。永久所有権付きと借地権付き新築物件に付いては各712Sドルと624Sドルに、共に3%値下がりした。(ST:7/24)
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