1997-07-24 ArtNo.11369
◆<印度>政府、スズキのエンジン/ギアボックス製造合弁に異議
【ニューデリー】インド政府はスズキとMarutiのエンジン用カスティング及びギア・ボックス製造合弁に反対を表明した。
ムラソリ・マラン工業相は22日、スズキがMarutiとの合弁により、ウッタラプラデシュに500クローのエンジン・カスティング工場を設ける計画は、承認できないと語った。
同相によれば、スズキは先ず1992年の覚書に基づき、ギヤ・ボックス製造技術をMarutiに移転するべきである。世界的にもエンジン・カスティング製造施設は自動車メーカーの工場内に設けられるのが一般的で、わざわざ別会社を設立し、本社から50~60キロも離れた地に新工場を設ける必要はない。Maruti Udyogレベルの成功は恐らくスズキの海外事業の中では例外的なもので、それを可能にしたのはインド政府の支援があったためである。こうした点からもスズキは速やかに地元への技術移転を行うべきだと言う。(IE:7/23)
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