【クアラルンプル】省エネ照明器具のアメリカン・パワー・プロダクツ・インク(APP)は向こう2、3年内にクラン・バリーに製造施設を設け、東南アジア市場の開拓に乗り出す。
蛍光灯抵抗器、コンパクト蛍光灯、街灯用抵抗器等の製造を手がけるAPPのS.M.アフザル・フサイン社長兼CEOによると、10社以上の台湾系競争者が存在するが、同社製品はこれら台湾製品に比べ25~65%電力を節約できる。米国市場で成功した実績を有する同社は、マレーシア市場でも40~50%のシェア獲得を目指す。同社のミニライト・シリーズは米国市場では70~75%のシェアを占めている。
中国、メキシコ、インドを含む異なる地域に合弁会社を有するAPPは、クラン・バリーを次の製造拠点に選んだ。第1ステップとして、マルチメディア・スーパー・コリドーに製造オフィスを開設する計画で、既に地元企業Adspan Sdn Bhdを流通代理に指名している。またSirim(マレーシア工業規格研究所)に製品の品質証明を申請した。同社はホテル、ニュータウン、病院、オフィス・ビル等のハイテク領域をターゲットに市場開拓を図ると言う。(NST,MBT:7/21)