1997-07-21 ArtNo.11324
◆<印度>商務省、大宇/プジョーの輸入免許更新に依然難色
【ムンバイ】商務省はDaewoo(大宇)モーターズとPALプジョーにCKD(完全現地組立)キットの輸入ライセンスを発給することに依然難色を示している。
商務省筋によれば、両社が輸出義務を果たさなかったことが、その理由とされる。他のメーカーは政府と交わした覚書に同輸出義務の免除条項を盛り込んでおり、こうした問題に直面していない。
大宇はCielo2万キット、PALプジョーは309モデル1万8000キットの輸入を申請している。もしこうした状況が早急に打開されないなら、PALプジョーは最も深刻な打撃を受ける。同社は今や200キットのストックを余すのみで、1日の生産台数を10台に縮小して、時間を稼いでいる。大宇は依然6000キットの在庫があるため、向こう6ヶ月間の需要に十分応じられる。
観測筋は多くのメガ自動車プロジェクトが相次いで発表されているが、政府が事実上実行不可能な輸出条項に固執するなら、こうしたブームが悪夢に変わる恐れが有ると警鐘している。大量の外資流入で産業が活気を呈しているなら、輸出条項に拘る必要があるのかと疑問を提する向きもある。(IE:7/19)
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