1995-04-05 ArtNo.1131
◆<星>米ドル安に伴う為替相場の変動がSドル高助長
【シンガポール】円高/米ドル安に伴う為替相場の変動は域内通貨に異なる影響をおよぼしており、Sドルの対円相場は年初以来1桁台の下降に収まっているものの、他の域内通貨に対しては軒並み強化した。
域内で最も深刻な影響を受けたのはフィリピン・ペソで対円相場は18.3%下降、次いでオーストラリア・ドル(Aドル)の17.7%と続く。Sドルの対円相場は9.9%の下降にとどまり、アジア太平洋地域で最も強い通貨となった。Sドルは同期に米ドルに対して3.7%強化した。これに対してMドルの対米ドル相場はほぼ一定している。この結果Sドルは過去1年間にペソに対して9.07%、Aドルに対して8.45%、ルピアに対して4.86%、ルピーに対して3.40%、HKドルに対して3.26%、人民元に対して3.10%、Mドルに対して2.27%、台湾元に対して1.97%、バーツに対して1.53%、韓国ウォンに対して1.38%、NZドルに対して1.01%それぞれ強化した。同期に円はSドルに対して10.71%上昇している。(ST:4/4)
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