1997-07-16 ArtNo.11261
◆<馬>オハラ、HDD基板年間500万ユニット製造
【クアラルンプル】ディスク・ドライブ(HDD)用ガラス基板のパイオニア、オハラ・ディスク・マレーシアSdn Bhdは、8000万Mドルを投じ、今年末までにグループの年産能力を500万ユニットに拡大する。
マッラッカ州ムルリマウ工業区に700万Mドルを投じて設けた第1工場の開所式が14日に催された際、トガシ・ヒロシ重役(MD)が語ったところによると、昨年初に操業を開始した同工場の年産能力は200万ユニットだが、今年11月に第2工場が稼働すると、製造能力は100万ユニット・アップ、日本工場も加えれば、500万ユニットに達する。ガラス基板の世界市場は現在2800万ユニットで、HDD基板全体の15%を占めているが、2000年には50%増の6000万ユニットに達する見通しだ。
カジカワ・ヒロシ社長によると、業界はこれまでのアルミ・シリケート・グラスから新素材への転換期にさしかかっており、同社が開発したTS-10が注目されている。こうした中で同社はバーティカル・マグネティゼーション・データ・ストーリッジ(VMDS)システムに適した新素材TS-CZの製造を倍増する計画だ。2000年までにはVMDSシステムが記憶装置の主流になる見通しと言う。(STAR:7/15)
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