1997-07-15 ArtNo.11245
◆<馬>ラーマン・ハイドローリク、MEC上場の機関車に
【クアラルンプル】クアラルンプル・インダストリーズ・ホールディングズBhd(KLIH)は、家電製品国産化計画の主役を務める子会社、マレーシア・エレクトリック・コープBhd(MEC)の60%権益をクアラルンプル証取(KLSE)上場のRahman Hydraulic Tin Bhd(RHTB)に売却することを通じて、後者の支配権益を取得、MECをKLSEに裏口上場させる。
KLIHとRHTBが先週土曜発表したところによれば、MECの60%権益を4億5000万Mドルで買収するRHTBは、自社新株1億株を1株4.5MドルでKLIHに対して発行し、支払いに当てる。ちなみにRHTBの先週の終値は5.05Mドルだった。
一方、RHTBはクダ州クアラ・ムダのピナン・トゥンガル・エステーツを1億9000万MドルでKLIHに売却、KLIHの1株2.50Mドルの新株2800万株と現金1億2000万Mドルで支払いを受ける。1280haの同エステーツの11.6ha分はクダ州政府が買収することになっている。これによりRHTBは6200万Mドルのキャピタル・ゲインとKLIHの8.44%の権益を手に入れる。(NST,MBT,STAR,LZ:7/14)
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