SEAnews 1997-07-15 ArtNo.11240

【シンガポール】米国ジェネラル・エレクトリック(GE)子会社のＧＥモーターズはジュロン工場の750人の従業員中100人を解雇する。
ＧＥモーターズは7月4日に同社スタッフに以上の通知を行った.同社スポークスマンによると、解雇は需要減退とＳドル高が主因。同社は1972年にシンガポールに進出、エアコン用モーター、ファン、サーモスタート部品、リレー・スイッチ等の製造に従事してきた。同スポークスマンは解雇がシンガポールにおける業務の縮小やシンガポーリアンを中国人労働者に置き換える動きを示すものではないと指摘、シンガポールにおける同社のプレゼンスは拡大しており、シンガポーリアン以外の従業員を雇用するとすればそれは、シンガポーリアンが就業を望まない場合のみであると強調した。ＧＥモーターズは1990年にも130人を解雇している。
親会社のＧＥはシンガポールに子会社12社を設け、2000人を雇用している。シンガポールの従業員はＡＳＥＡＮ地域における約9000人の同社スタッフの一部を成している。12社中8社が営業本部(OHQ)ステータスを認められおり、内5社が昨年同ステータスを獲得した。ユナイテッド・ワーカーズ・オブ・エレクトリカル・アンド・エレクトロニク・インダストリーズのシラル・タン委員長によると、ＧＥはシンガポールに拠点を設ける最大企業の1社に数えられるが、ここ数年その規模を縮小しつつあると言う。(ST:7/12)