1995-04-04 ArtNo.1119
◆<馬>ガス・パイプライン、目標期日繰り上げ近く完工
【クアラルンプル】半島ガス供給プロジェクト(PGU)IIIの第1期工事は今年末の完工期日を繰り上げて完成する見通しだ。
国営石油会社ペトロナスのスポークスマンによると、スラゴール州ムル(クラン)からプルリス州パダン・ブサールに至る516キロのパイプラインを敷設する総コスト73億MドルのPGU-IIIは3期に分けて建設され、第1期工事ではムル/ルム(ペラ州)間の183キロが建設される。既に70キロ以上が完成している。同パイプラインは目下建設中のルムの1303MW(メガワット)のガス燃料発電所にも接続される。ペトロナスは同発電所を経営する独立電力供給業者(IPP)のスガリ・エネジ・ベンチャーズSdn Bhdに1日1億6000万立方フィートのガスを供給する21年契約を結んでいる。スガリ・エネジは今年11月初に試運転を開始する。ペトロナスは他のIPP4社とも同様な契約を結んでいる。最終的にはマレーシアの発電燃料の65%がガスで占められる見通しだ。(NST:4/3)
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