1997-07-09 ArtNo.11174
◆<印度>SAIL、1万クローアップ・グレード未奏功
【カルカッタ】スチール・オーソリティー・オブ・インディアLtd(SAIL)のRourkela/Durgapur両工場は1万クロー近くを投じた近代化計画にも関わらず、一向に業績の改善が見られず、関係方面に懸念を生じさせている。
SAIL筋によれば、マナリにおける最近のSAIL取締役のワークショップでも、同問題が提起され、関係2工場のマネージング・ディレクターが、近代化投資の効果を早急に立証するよう督促された。両工場内部の消息筋によると、採用された技術が余りに先端的なもののため、その応用効果を十分発揮させるには時間がかかると言う。
両工場の新設備は既に全て試運転に入っており、SAIL経営陣は今年内に実効が見られることを期待している。しかし、稼働率が50%前後のため、大きな利益は見込めない。このため、ワイヤー・ロッド製造施設とミディアム・ストラクチュラル・ミルを併設することも提案されていると言う。(IE:7/8)
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