1997-07-09 ArtNo.11170
◆<馬>発電事業に外資導入不可欠:電気ガス供給総監
【クアラルンプル】マレーシアが2020年までの電力需要に応じるためには、同領域にも外資を導入する必要がある。
モハド・アナス・モハド・ノール電気ガス供給総監が7日催されたエネルギー・セミナーに出席後、マスコミに語ったところによると、電力需要は現在の8000MW(メガワット)から2000年の1万3000MW、2020年の3万5000MWに、年間少なくとも1000MW拡大する。
発電能力1MW当たり200万Mドルの投資が必要とされ、同期間を通じた必要投資額は1000億Mドル以上になる。現在は専ら国内資金でこうした需要が賄われているが、将来は外資を導入せねばならない。しかし、マレーシアは外資誘致の面では他の開発途上国との益々厳しい競争に直面することになる。アジア太平洋経済社会委員会の報告によれば、アジア太平洋地域は2000年までに電力プロジェクトだけで6300億米ドルの投資を必要としているが、実際に調達が可能なのは、1600億米ドルにとどまると言う。(NST:7/8)
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