1997-07-09 ArtNo.11168
◆<星>民間住宅賃貸料、第1四半期に12.3%ダウン
【シンガポール】シンガポールの民間住宅賃貸料は、今年第1四半期に昨年同期比12.3%、また昨年第4四半期に比べ4.1%、それぞれ下降した。
内国税局(IRAS)の賃貸料指数によれば、民間住宅賃貸料は持続的な下降曲線を辿っている。
しかしながら個別に見ると、一等地については、土地付き住宅の粗賃貸料が昨年第3四半期から今年第1四半期の間に2-4%アップ、特に東部地区のデタッチ住宅のそれは13.8%アップした。一等地のコンドミニアムとアパートは全体として2.3%下降したものの、やはり東部地区では5.3%上昇している。 最も賃貸料の下降が目立ったのは、セントラル地区のセミディタッチで、昨年第3四半期から今年第1四半期の間に24.4%ダウン、西部地区のディタッチも16.7%、また東部地区のセミディタッチは9.4%、それぞれ下降した。
昨年半ば以来、1万2000戸が賃貸住宅市場に新規供給された。不動産アナリストは、新築住宅の供給が増加することから、住宅賃貸市場の軟化傾向は、短期中期的に持続するものと予想している。(ST,BT,LZ:7/8)
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