1997-07-08 ArtNo.11164
◆<印度>Maruti人事巡る鈴木/ムラソリ会議物別れに
【ニューデリー】スズキの鈴木修社長とムラソリ・マラン工業相は6日、スズキとインド政府の対等出資会社Maruti Udyog Ltd(MUL)の次期マネージング・ディレクター人事に関して協議したが、新MDはMUL内部から選出することを確認したにとどまり、最終的結論は持ち越された。
スズキがこの日発表したステートメントは、インド政府に対して双方が受け入れられる者を次期MDに就けることを重ねて呼びかけている。それによるとスズキはインド政府の立場を了解し、MULの資本構成には変更を加えない。従ってMULの経営陣は合弁契約に基づいて引き続き同社の経営に当たると言う。
一方、ムラソリ・マラン工業相は、次期MDを指名するインド政府の権利を改めて確認した。スズキにより指名されたMULの現職MD、RC Bhargava氏は、8月28日に任期を満了するが、次期MDを巡る両パートナー間の対立が、インド自動車市場の70%のシェアを握るMULの前途に疑問を生じさせている、と地元紙は報じている。(ET:7/7)
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