SEAnews 1997-07-08 ArtNo.11160

【ムンバイ】シーメンス・インディアは7日、インド国内における7100人のスタッフの20％に相当する1400人の整理を目指し、依願退職者を募集した。
同退職スキームの下、10年以上の勤務歴を有する40歳以上の者には、最終月給の30～75％に相当する補償が残余退職年限を基に支給される。しかし1人当たりの補償額の最高は58万5000ルピーで、内国税局は50万ルピーまでの補償に対する課税を免除することを認めている。依願退職の申請締め切りは8月31日だが、重要スタッフに関しては申請が棄却されることもあると言う。
これにより最大7.5クローの出費が見込まれるが、スタッフ1人当たりの付加価値生産は25～30％アップするため、最短2年半で回収できる見通しと言う。
同社幹部によれば、シーメンスは過去数年バックワードの総合化に取り組んできたが、ここに来て輸入関税が引き下げられたことから、中国等から部品を輸入した方が採算に合うと判断したと言う。(ET:7/7)