1997-07-08 ArtNo.11155
◆<星>アナリスト、第2四半期の成長率6.3%予想
【シンガポール】シンガポールの国内総生産成長率は、第1四半期には3.8%に鈍化したが、証券業界のアナリストらは、第2四半期には製造業の復調等で5.7~7.1%、平均6.3%の成長が見込めるとしている。
BT紙が証券会社10社のアナリストらの予想を集計したところ、製造業は今年第1四半期には3四半期連続のマイナス成長を記録したが、第2四半期には2.3%のプラス成長が予想された。今年第1四半期の製造業成長率はマイナス6.7%と、1985年以来最悪なものだった。アナリストらは第2四半期には1~4.5%のプラス成長が回復されるものと見ている。
4月には国産非石油製品輸出が5ヶ月連続のマイナス成長から5.9%のプラス成長を回復、製造業生産全体の46%を占める電子生産も2月の-6.2%/3月の-12%から3.1%のプラス成長を達成している。
通年のGDP成長率に関しては、当初予測値を下方修正したアナリストも有り、6.2~7.2%、平均6.7%の成長が予想された。(BT:7/7)
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