SEAnews 1997-07-07 ArtNo.11142

【クアラルンプル】ペトロナスがトレンガヌ州トクアルン(Tok Arun)に16億Ｍドルを投じて建設中の2基のガス処理プラント(GPP5/GPP6)が来年5月に完成すれば、主要なガス生産国としてのマレーシアの立場は一層強化される。
最近、当該プラントをマスコミ代表に公開した際、ペトロナスの幹部が語ったところによると、ＧＰＰ2基は各日量5億立方フィートの製造能力を有し、2001年までに15億立方フィートに拡大される。ペトロナスは子会社のペトロナス・ガスBhdを通じてクルテ(Kertih)に別に4プラント(GPP1/GPP2/GPP3/GPP4)を有する。4基の合計日産能力は10億立方フィーット。また6基合わせた最大日産能力は27億立方フィートになる。
ペトロナス・ガスはトレンガヌ沖で採取されたガスを末端ユーザーに供給しており、目下43％は電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)の発電所に、32％は独立電力供給業者(IPP)に、8％は国内産業界に、17％はシンガポールに供給されている。(STAR:7/5)