1997-07-07 ArtNo.11136
◆<星>商事調査局、CAM監査会社も共謀容疑で起訴
【シンガポール】外部監査人アーンスト&ヤング(E&Y)の報告に基づき、シンガポール証取(SES)上場の電子会社CAMインターナショナル・ホールディングズの捜査を進めている大蔵省商事調査局(CAD)は4日、E&Yに対する虚偽の報告に関与した廉でチョン・キーサン共同監査人(57)を新たに起訴するとともに、12件の新容疑でレイモンド・チュー前会長(39)を追訴した。
チョン容疑者に対する嫌疑は、CAMインターナショナル・トレーディング・アンド・インベストメンツ(CIS)とトーホー・インターナショナルとのエンジン・オイル添加剤取引、CISのトーホーに対する200万Sドルの支払、CISによるシノフレンドシップ(S)Pte Ltdの2万5000株購入(S$190万)に関わるもので、チュー前会長らが有りもしないこうした取引が行われたように工作するのににチョン氏も協力したと言うもの。一方、チュー容疑者はン・チーティオン前財務担当重役らと共謀、リムチュカンにおけるエアロポニック施設の建設を巡り、CISがハンエイ・インベストメント・ホールディングズ(S)に145万Sドルを支払ったかのような工作を行ったとされる。(ST,BT,LZ:7/5)
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