1997-07-04 ArtNo.11109
◆<星>昨年の解雇者1万956人、85年以来の最高に
【シンガポール】昨年のシンガポールの解雇労働者は1万956人に達し、1985年のリセッションの際の1万9529人以来の最高をマークした。
労働省の1996年度年報によれば、労働省雇用斡旋サービス部に初めて職業の斡旋を依頼した労働者の62%が40歳以上で、この種の年齢層は1995年には全体の55.6%、1994年には同49.5%を占めた。また初めて職業斡旋を依頼した者の総数も昨年は4230人と、一昨年の2660人を大幅に上回った。しかし過去最高の1989年の5260人を下回っている。また昨年の求職者の中ではオフィス事務員が1589人と最も多く、全体の37.6%を占め、生産労働者が28.4%で2番め。
一方、昨年の非管理職の月間給与(グロス)を見ると、最高は外科医の2万398Sドル。また専門職の平均基本初任給は1871Sドルで、技術者の1333Sドルを上回った。弁護士の平均基本初任給は2232Sドル、エンジニアは2216Sドルだった。(ST:7/3)
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