1997-07-03 ArtNo.11094
◆<星>SIA、エンジン修理市場開拓目指しP&Wと第4の合弁
【シンガポール】シンガポール航空(SIA)は1日、年間6億米ドルと見積もられるアジア太平洋地域の航空機エンジン修理市場を開拓するため米国の航空機エンジン会社プラット&ウィットニー(P&W)と4つ目の合弁覚え書きを結んだ。
未だ社名が決まっていない新合弁会社にはP&Wが51%、SIAの完全出資子会社SIAエンジニアリングCoが49%出資する。今年末にはSIAエンジニアリングのチャンギ空港施設を利用して、従業員約700人(大部分はSIA側から出向)態勢で操業を開始する予定だ。P&W社のPW40000、JT9Dエンジン、P&Wのライバル企業CFMIのCFM56エンジンに照準が合わされ、分解修理サービスが提供される。初年度に2億Sドルの売り上げが見込まれ、内75%はSIAの航空機に対するサービスで占められる見通しだが、合弁会社は3年内に同比率を50%に引き下げることを目指している。SIAはこれ以前に国内で2件、台湾で1件、P&Wと合弁を組んでいる。(ST,BT,LZ:7/2)
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