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1997-07-02 ArtNo.11083
◆＜馬＞国産家電会社ＭＥＣ親会社、Ｍ＄１２００万損失報告
【クアラルンプル】マレーシアの家電製品国産化計画の使命を負うマレーシア・エレクトリック・カンパニーBhd(MEC)の親会社、クアラルンプル・インダストリーズ・ホールディングズBhd(KLIH)は月曜(6/30)、1997年3月期に1180万Ｍドルの純損失を出したと発表、関係者を驚かせた。
テョン・テクレン氏に引き入られる不動産事業を中核とするＫＬＩＨは、前年度は1720万Ｍドルの純益を計上していた。売り上げは2億1760万Ｍドルから3億4760万Ｍドルに60％の拡大したにも関わらず、赤字に転落した原因について同社は、不動産市況の後退とＭＥＣのスタートアップ・コストを挙げている。同社は昨年は、不動産ビジネスが引き続きグループのボトム・ラインを支え続けるとの見通しを示していた。
ＫＬＩＨ株は今年3月には5.40Ｍドルまで急騰したが、4月29日には2.96Ｍドルに急落、その翌日から取り引きが停止されている。同社は企業買収計画を取り引き停止の理由として挙げたが、月曜のステートメントは企業買収計画には何ら触れていない。(BT:7/1)
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