1997-07-02 ArtNo.11077
◆<星>HP、プリンター技術開発にS$8千万投資
【シンガポール】ヒューレット・パッカード(HP)は向う5年間にシンガポールにおけるインクジェット・プリンター技術の開発に8000万Sドルを投資する。
HPシンガポール(HPS)は月曜(6/30)親会社からDeskJet 1000 Cxi(ワイド・フォマット・インクジェット・プリンター)の特許状を付与された。HPアジア周辺機器部門のプア・ハンティエン重役(GM)がこの日記者会見したところによれば、同特許状の下、HPSはDeskJet 1000 Cxiの研究開発(R&D)/製造/販売の責任を負う。ワイド・フォマット・インクジェット・プリンターのR&Dには国家科学技術局(NSTB)の補助も支給される。
シンガポールで開発されたDeskJet 1000 Cxiのセールス・ポイントは、A4/A3用紙双方に印刷可能な柔軟さで、葉書からポスター、大型広告まで、両面印刷できる。値段は839Sドルとスモール・ビジネス向き。同社は世界的に今年115万台、2000年までに年間280万台を販売する計画だ。したがって年率35%の成長が見込まれている。
SPHは1992年に親会社からポータブル・プリンターの特許状を与えられた後、この種のプリンターのR&Dに7140万Sドルを投資、市場シェアをほとんどゼロから50%以上に拡大した実績を有すると言う。(ST,BT,LZ:7/1)
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