1997-07-01 ArtNo.11072
◆<印度>自動車部品業者協会、明確な自動車政策の立案要求
【チェンナイ】自動車部品製造業者協会(ACMA)は、外国自動車会社に無制限な進出を認めることは、決して地元の支援産業を育成することには繋がらないとして、政府に自動車政策白書の作成を求めている。
ムロサリ・マラン工業相に提出された、報告書の中で、ACMAのK.Mahesh会頭が述べたところによれば、半ダース以上の外国自動車メジャーがインドに進出したものの、いずれも小規模生産を行っているため、国内部品メーカーは競争力ある価格で部品を供給することができない。国内業界は自動車産業の将来の方向示す明確な青写真を必要としている。
中国、マレーシア、タイ、台湾、インドネシア等と異なり、インドには明確なローカル化政策が存在しないと言う。同氏はさらに、自動車輸入税を現在の40%から15%に引き下げること、外資出資率が49以下の部品製造事業には製品輸出義務を課さないこと、外資出資率が49-74%のそれには25%以上の製品輸出義務を課すこと、外資出資率が74-99%のそれには50%以上の輸出義務を課すこと等を提案している。(IE:6/30)
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