1997-07-01 ArtNo.11071
◆<印度>州政府、アショック社に商用車計画の実行督励
【チェンナイ】タミールナド州政府は、Hinduja傘下の商用車製造会社Ashok Leyland(ALL)にチェンナイ近郊における5億米ドルの自動車製造プロジェクトを実行するよう求めている。
Iveco G Boschetti及びALLの最高経営者(CEO)を兼ねるHindujaグループのS.P.Hinduja会長は昨年11月、向こう6年間に5億米ドルを投じて商用車の年産台数を現在の2倍の10万台に拡大する計画を発表した。これに伴いグループ傘下のEnnore Foundries Ltdも180クローを投じて、アルミ/鉄鋳造施設の能力を2倍に拡張するはずだった。
タミールナド州政府は優遇販売税率等の奨励措置を約束、関係覚書の交換を通じてプロジェクトを加速する計画とされるが、ALL幹部によると、同社はHosurの製造規模拡張を優先する方針を決めており、Hosurの年間製造能力は現在の2万5000台から1998年までに4万台に拡大される。その時には投資額も800クローを突破する見通しで、このためタミールナドにおける商用車プロジェクトは延期されると言う。
商用車市場の低迷や販売税を巡る当局との紛糾で、ALLのタミールナド州への投資意欲は冷却したとされる。(ET:6/30)
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