SEAnews 1997-07-01 ArtNo.11066

【クアラルンプル】地元消費用音響機器製造会社Capetronic Consumer Electronics Holdings Bhd(CCEH)は、向こう2年間に電子ビジュアル製品の製造に乗り出す。
クアラルンプル証取(KLSE)一部上場を目指すＣＣＥＨのクリストファ・ホー・ウィンオン取締役が、先週土曜の公募抽選会後語ったところによると、ビジュアル製品はデジタル・ディスプレー・ユニットでＴＶシグナルを受信できるが、テレビジョンとは限らない。同社はポート・クランの新工場で同製品を製造する計画で、目下当局の認可を待っている。
新工場では今年末からカー・ステレオ・プレーヤーの製造が開始され、また市場環境が整へば、デジタル・ビデオ・ディスク(DVD)プレーヤーも製造される。
アジア市場におけるＣＣＥＨ製品の需要は年率15％成長しており、同社は欧州市場の需要が低迷する中で米国市場の開拓に照準を合わせている。
相手先商標製造(OEM)業務を中核とするＣＣＥＨは、少数の顧客に過度に依存するリスクを回避するため、顧客基盤の拡大を図るとともに、独自商標製品の開発と市場開拓にも務める。ＯＥＭビジネスは今年はグループ営業額の50％以下に縮小する見通しだ。
同社の公募は一般向けが36.11倍、ブミプトラ向けが72.16倍の応募超過を記録した。(STAR,MBT:6/30)