1997-07-01 ArtNo.11063
◆<星>貿易開発局、ITA適応品目の最新情報を提供
【シンガポール】世界貿易機構(WTO)がプロモーションする情報技術協定(ITA)が今日(7/1)発効するが、IT製品の主要輸出国に数えられるシンガポールは同協定から最大の恩恵を受ける国の1つに数えられる。
貿易開発局(TDB)のン・キムネオ上級部長によれば、ITA批准国は当初の14カ国から44カ国に拡大、同協定が完全実施される2005年には、IT輸出業者は15億米ドルの関税支出を節約できる。これは当初予測を50%上回っており、シンガポールにとっては朗報と言える。
技術の進歩に伴い、以前には思いも及ばなかったようなIT製品が登場するため、WTOの専門委員会は如何なる新製品にITAを適応すべきか、常にリストに見直しを加えている。このためTDB傘下のトレード・インベストメント・インフォメーション・センター(電話:443-4449/FAX:337-5253)は、ITAの適応リストや関税カットのスケジュールに関する最新情報を提供すると言う。(BT:6/30)
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