1997-06-30 ArtNo.11054
◆<馬>ペトロナス、サバ州のガス資源開発事業化調査に着手
【クアラルンプル】国営石油会社ペトロナスはサバ州のガス資源を活用するため事業化調査に着手した。
ペトロナスのモハメド・ハッサン・マリチャン社長兼CEOが27日催されたペトロナス・カリガリ及びシェル・マレーシアとの石油生産分与協定(PSC)調印式後語ったところによれば、初歩的な探査結果から見て、サバ州沖合に散在する小ガス田には合計3兆立方フィートのガスが存在するものと見られる。しかしガス田が広い地域に分散して存在するため、その開発には多額な資金を注入する必要がある。事業化調査では最善の開発方式が研究される。まだ調査は初歩的段階にあるため、結論が得られるまでにはなお時間を要する。
サバ/サラワク両州のガス需要は向こう数年間に着実に拡大する見通しで、ガス事業の両州における先行きは明るい。サラワク州沖合には375億立方フィートのガスが存在するが、同資源は全て3つの液化天然ガス(LNG)プロジェクトに注入されると言う。
この日は、サラワク沖307SK鉱区、サバ州のSB301鉱区、サバ州沖合深水鉱区ブロックJのPSC契約が結ばれた。同PSCは生産分与方式にコスト高を配慮した修正が加えられていると言う。、(STAR:6/28)
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