1997-06-28 ArtNo.11032
◆<星>JTC、チャンギ・ビジネス・パークを売り出し
【シンガポール】ジュロン・タウン公社(JTC)はチャンギ・サウス・アベニュー2とチャンギ・サウス・アベニュー3の交差点に接した66haの土地に15億Sドルを投じて開発するチャンギ・ビジネス・パーク(CBP)の売り出しを開始した。
JTCが26日発表したところによれば、内40haの土地は60年リースで分譲され、企業は独自の工場を設けることができる。第1期分の16haの造成が既に完了、残りの24haも今年末には完成する。
既成の工業用ビルも設けられ、第1期分の6階建て3万2000平米のビルは2000年までに完成する。
JTCは5年前にはジュロン・イーストのインターナショナル・ビジネス・パーク(IBT)を売り出したが、37haのIBPは既に80%入居済みとなっている。両者を比較すると、IBPの50%がプロット・レシオ2.5倍であるのに対し、CBPは同プロット・レシオが全体の80%に適応され、土地利用の集約度が高い。またCBPの開発コストは15億Sドルと、IBPの13億Sドルを上回るが、1.7倍の面積を考慮すれば割安。これはジュロンに比して新開地のチャンギの土地コストが低いため。
このためプロット・レシオ1.2~2.5倍のCBPの年間賃貸料は平米当たり29.87~62.22Sドルと、プロット・レシオ1.4~2.5倍のIBPの平米当たり66~116.40Sドルに比べ、低水準となっている。(ST,BT,LZ:6/26)
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