1997-06-28 ArtNo.11031
◆<星>第3四半期に初のEウォーク再開発入札募集
【シンガポール】都市再開発局(URA)は今年第3四半期に、エンターテーメント・ウォーク(Eウォーク)として再開発する予定のセレギ/ブギス地区の4区画の土地を開発入札にかけるが、僅か30年のリース権と全く前例のない試みだけに不動産アナリストも、どんな値がつくか見きわめかねている。
これら4区画とは、フォーチュン・センター隣のベンクーレン・ストリートに面した4万888平方フィート、プライム・センターに隣接したやはりベンクーレン・ストリート沿いの2万7976平方フィート、クイーン・ストリート沿いの3万3308平方フィート、ビクトリア・ストリートに面したブギス・ジャンクション向かいの5万5952平方フィートで、いずれもプロット・レシオは3倍。したがって最初の区画の建設可能な最大床面積は12万2664平方フィートになる。
合計1.49haの土地の少なくとも70%はエンターテーメント用途に供され、残りのスペースは住宅用途もしくはサービス・アパート、ホテル、オフィスを含む商業用途に当てることができる。
また建物にはシネプレックスもしくは公演会場のいずれかを設けねばならず、残りのスペースにはテーマ・レストラン、店舗、インドア・テーマ・パーク、画廊等を設けることができる。
リース期限を30年とした点に関してURAは、エンターテーメント産業の流動性を配慮したものとしており、開発業者らの意見も参考に、決定したと言う。 某アナリストは第1の区画に、1平方フィート(開発可能最大床面積を基準とする)当たり150~180Sドルの値が付くものと予想したが、不動産コンサルタント、ジョーンズ・ラング・ウートンの幹部は、30年のリース期限と使途がエンターテーメントに限られていることから、予想は困難としている。(BT,ST,LZ:6/27)
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