1995-04-03 ArtNo.1102
◆<星>シーメンス等3社にBHQステータス
【シンガポール】シンガポール経済開発局(EDB)は先週金曜(3/31)、シーメンス・コンポーネンツPte Ltd、ボレックス(アジア)Pte Ltd、マス・ミレニアム(シンガポール)Pte Ltdの3社にビジネス・ヘッドクォーター(BHQ)ステータスを認めた。
EDBのフィリップ・ヨー会長によると、これらの企業は訓練、資材調達、兵站管理等の域内業務を積極的に展開してきた。BHQにはオフショア事業からの配当収入に対する免税措置等が適応されるが、今回の3社を含めて12社に同ステータスが認められている。 シーメンス・コンポーネンツ社幹部によると、これまでに当地に3億Sドルを投資した同社は、集積回路設計センターの拡充や応用実験室の新設を計画している。同社の昨年の営業額は初めて10億Sドルを超え、今年は13億Sドルが見込まれていると言う。一方、電線やプラグの設計、製造、販売を手掛ける英国企業ボレックス社の今年3月末締め営業額は6600万Sドルと予想され、97/98年度のそれは1億3500万Sドルが見込まれる。向こう3年間に年率25%の営業額成長を見込む同社は、同期間にアジア太平洋地域業務に2800万Sドルの営業支出と400万Sドルの資本支出を予定している。レストラン・チェーン“トニー・ローマ”を経営する地元企業マス・ミレニアムは目下シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、台湾、中国に新たに17店の開店を計画している。(ST,BT,LZ:4/1)
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