1997-06-26 ArtNo.11018
◆<星>JTC工業用不動産需要、今年第1四半期も堅調維持
【シンガポール】シンガポール製造業の市況低迷に関わらずジュロン・タウン公社(JTC)の工業不動産に対する需要は今年第1四半期も堅調を維持した。
JTCの発表によれば、標準型工場に対する需要は5.6%増の223万平米、これに対して供給量は、同期に追加された1万3410平米を加え、235万平米で、稼働率は94.9%に達した。
今年第1四半期に解約されたフラット工場は2万8530平米と昨年第4四半期の4万3820平米から大幅に減少したものの、ロヤンやウッドランズのフラット工場の完成で新たに16万5550平米が追加されたことから、総供給量が127万平米に拡大、稼働率は86.1%に下降した。
工業用地の需要は3.8%増加。同期には65.4haが新規賃貸された。JTCの工業用地総供給量は4111haに達し、内3808haが賃貸済みとなっている。目下JTCは別に252haの造成を進めているが、大部分はウエハー・パークと化学/石油工業用となっている。(ST,BT,LZ:6/25)
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